卒業生の活躍

■当校の卒業生が医学部入学後、どのような活躍をしているか、先輩の声をお届けします。

 

6期生 東京医科歯科大学5年(2024年2月現在) M.H

※2024年2月情報更新

 

エース6期生、東京医科歯科大学5年のM.Hです。あっという間に5年生になってしまいました。市川のキャンパスで過ごす1年生で教養科目を終えたあと、2年生から本格的に医学を学び始めました。

2年生は6年生の次に大変と言われるほどの山場で、頼れる同期のお力に助けられながらも何とか解剖学、生化学、医動物学などといった15個くらいの基礎医学の試験を乗り越えました。3年生では臨床医学に入り、2週間に1度くらい発生する試験を同様に乗り越えつつ、(本来は部活に打ち込むところかもしれませんが、コロナで思うように活動もなかったので…)アルバイト、インターンや研究活動など興味のある事に色々手を出しまくって過ごしました!

4年生では、私がこの大学に入りたかった理由でもあった半年間の研究期間(プロジェクトセメスター)でアメリカの研究室に留学することが叶い、病理学分野の肝炎や肝細胞癌のメカニズムに関する研究に参加させていただきました。最新の論文を読み、仮説を立て研究を組み立てていく面白さと、研究によって多くの人が救われる可能性の大きさを知ったと同時に、ひたすらに地道な作業と思い通りに結果が出ない研究の難しさを味わう半年間でした。さらに留学の経験が無かった私にとって、全く文化の違う国で過ごすことでここには書ききれない新たな刺激的な出会いや価値観の変化もありました。4年生の後半では、4年間の総まとめとなる試験、CBTとOSCEを何とか乗り越えました。大きな試験が終わった瞬間の完全な開放感は医学部ならではだと思います。

5年生では臨床実習が始まり、2週間ごとに呼吸器内科、小児科、救急科…などという風に色んな専門科を回っています。2週間ごとに生活リズムが変わるのが悩みどころですが、これまでの座学と違い先生方とほとんど行動を共にするので、仕事の具体的なイメージが掴めてとても楽しいです。同時に医療はチームで行うものであり、コミュニケーション能力の大切さを実感する日々です。(もちろん医学知識の不足も実感します)。私は入学前から小児科志望だったのですが、実際に実習で回るとさらに子供に関わる仕事がしたいと確信していますが、どのような形でそれを実現するかは決めかねています。残り1年を切った国家試験、卒業後の研修先、専門科の選択など考える問題が山盛りですが、エースで医学部を目指していた頃の熱い気持ちに立ち返って一つ一つ、悔いのないよう残り少ない大学生活を歩んでいきます!

 

8期生 慶應義塾大学医学部3年(2023年12月現在) R.O

※2023年12月情報更新

 

皆さんこんにちは。エースメディカル 8期生 ・慶應義塾大学医学部3年(2023年12月現在)の R.Oと申します。私は、当学での3年生の生活について書かせていただこうと思います。
当学では、1年生で教義科目、2年生で基礎医学、解削学、病理学を学び、3年生ではついに臨床の内科学を学び始めました。具体的には、消化器、呼吸器、循環器、神経、血液内科、免疫学、感染症学などがあります。
基礎医学では体をミクロな視点で観察することが多かったように思いますが、内科学ではマクロな視点で、実際に患者さんの症例を用いて疾患を考えていく機会が増えました。実際の検査所見や、症状から診断を試みる援業が増え、今までは自分とは違い存在だと感じていた医療現場を身近に感じられるようになりました。
血液内科や感染症学、寄生虫学では、実際に自分で顕微鏡を用いてスケッチをする実習もあり、自分で体験して得た知識は、やはり自身に活き活きと刻みこまれるなと感じた次第です。
さて、偉そうに書いてまいりましが、実際には出席しなければいけない授業は少なく、テスト前に詰め込み勉強を試みることも多々あるため、この記事を書くに当たり、どう授業の内容を説明すればよいのか、非常に頭を悩ませているのが現状です。これは、当学の自主性を重んじるカリキュラムに甘えた結果でございますが、ここからは、医学知識とは少し離れ、私が興味深かった授業をご紹介しようと思います。
一つは、地域医療を学ぶために地方病院に配属され、訪問医療などに同行させていただく授業です。
私は、配属先の病院を選ぶとき、名前がかっこいい順に選んだとことろ、東京から片道4時間、バスでしか行けない茨城の先端の病院に配属されることになりました。病院への行き方を初めて検素したときは、愕然としましたが、この経験は私にとってかけかえのないものとなりました。
私がご一緒させていただいたケースは、ただの訪問診療ではなく、ご高齢の患者さんの、「自宅に帰りたい」という願いを叶えるために、医師、看護師、臨床工学技士が総出で、患者さんをお送りする車に同乗し、ご自宅にお送りするというものでした。
患者さんの状態として、無事にご自宅にお送りできたのは奇跡に近いもので、患者さんのご家族が深く感謝されている姿を拝見し、知識だけではない、医療の尊さを目の当たりにしました。
他にも、研究所に3から4ヶ月程、所属させていただく授業では、自分で課題を見つけて地道に取り組む研究のおもしろさを学び、様々な医師の先生を講師として招き、お話を伺う授業では、医師としての無限に広がる可能性やそれぞれが胸に抱かれる矜持を学び、自分が医師を目指す姿勢を朧げながら考える機会を頂きました。
医学知識を学べば学ぶほど、医学部生は人を唯物的に見てしまうようになると思います。しかし、そんな中で勉強だけでない経験を積むことで、見失いそうになっていた、純粋な、医療への憧れや、人を思う気持ちを慈しむことが重要なのではないだろうかと思うこの頃でございます。
最後となりますが、私は、まだまだ、医師になる覚悟も準備も足りない身でございますが、いつかエースメディカルで学ばれた皆様と医療の場でお会いできることを楽しみにしております。

 

9期生 横浜市立大学2年(2023年12月現在) 小林優美

※2023年12月情報更新

 

皆さんこんにちは!エースメディカル9期生で横浜市立大学2年(2023年12月現在)の小林優美です!
国公立医学部を目指される受験生は多いと思いますので、横浜市立大学1年生2年生の生活についてお話ししたいと思います。
私立医学部と違う大きな点は、1年次に教養科目があることです。受験が終わって、ようやく解放されたと思った数学、英語、化学、全てやります(しかもしっかり難しいです)。また、受験で選択していない理科の授業があったのが本当に大変でした。また、中には他の学部の生徒と一緒に受ける授業もありました。しかし、1年生の時はコロナの影響が残っていて、オンライン授業が多く、自由な時間が比較的確保しやすかったです。学校に行くことはあまり無く、いわゆる「キャンパスライフ」とは遠いものでしたが、友達と自由にめいいっぱい遊べて、受験時に頑張って良かったなと思ったのを覚えています。
2年次になると全学のキャンパスから医学部生だけのキャンパスに移ります。
1学年90人、毎日全授業一緒に受ける生活で、他の学部に比べて非常に仲良くなりやすく、結束力が強い一方で、情報がすぐ回り、噂話の絶えない「村社会」生活が始まります。
授業はほぼ全て対面授業になり、前期には解剖実習が行われます。毎日午後3〜4時間集中して行うので、体力的にかなり大変でした。
また、他の学部と違い、全科目が必修扱いなので、一つでも落としたら留年というプレッシャーがメンタル的にきついです。2年次のテスト数を数えたら、ミニテストを除いても23個もあり、衝撃でした。
どんな科目があるのかというと
生理学•生化学•薬理学•組織学•免疫学•微生物学などがあり、どの科目も分量が多く、難しく、生物系で、医学部に来たんだ!って感じさせられるような授業です。
ここまでカリキュラムについてお話しして、大学大変そうって思った方もいらっしゃると思います。しかし、大学生の勉強には共に頑張る仲間がいます。受験は椅子取りゲームと同じで、周りがみんなライバルですし、狭き門ですので、辛いことも多いと思います。
でも、今は耐えて耐えて、頑張ってほしいです。大学生になれば、最高な仲間と自由な時間に溢れています!!今努力した自分自身に感謝する日が必ず来ます!!合格のその日まで自分を奮い立たせて頑張ってください!!
エース生の皆さんの合格を心よりお祈り申し上げます!

 

10期生 昭和大学医学部1年(2023年12月現在) 中山稜真

※2023年12月情報更新

 

 皆さんこんにちは。エースメディカル10期生・昭和大学医学部1年(2023年12月現在)中山稜真です。1年次の富士吉田キャンパスでの寮生活について紹介させて頂きます。
昭和大学ではすべての学部の生徒が富士吉田で寮生活をして過ごし、部屋は医・歯・薬・保健医療学部の4人で1年次の間一緒に生活します。入学する直前は寮生活がどのようなものかあまり想像がつかず不安もありましたが、いざ入寮してみると部屋のメンバーとは入寮日に仲良くなり、同じ寮のフロアのメンバーともすぐに打ち解けることができ入寮前の不安はすぐになくなりました。また、チーム医療教育で他学部と関わる機会も多いため医学部以外の人とも仲良くなることができました。  
 次に勉強面について紹介させて頂きます。1年次では月曜日と金曜日の授業は4学部の学生が同じ授業を受け、火、水、木曜日は学部ごとの授業を受けます。医学部1年の前期で一番大変だったのは骨学でした。実習は実際の人骨を使ってスケッチをします。テストでは全身の骨の名前を日本語とラテン語で覚える必要がありとても大変でした。  
 次に9月からの後期の生活について説明させて頂きます。10月には昭和大学特有である約1カ月間の初年次体験実習があります。これは医・歯・薬・保健医療学部の学生が4人でチームを組み約1カ月の実習を行います。この実習では老人ホームに行き介護の体験をしたり昭和大学の附属病院に行くことができます。特に昭和大学病院の見学では実際に外来や放射線部門や手術室を見学することができました。医師が働く姿を目の前で見ることができ、改めて医師になりたいと思い医学部を目指してよかったと感じました。  
また、昭和大学では1年次から医療面接やバイタルサインの測定や胸部・腹部の診察を行い、12月には実際に模擬患者さんに対して診察を行うOSCEのテストがあります。1年次から医療面接などを行っている医学部は少ないため貴重な経験をすることができました。
 最後に定期試験について説明させて頂きます。1年次では7月と12月に定期テストがあります。授業を聞き復習すればしっかりと取れるテストなので前もって勉強すれば落とすことはないと思います。また12月のテストで再試がなければ12月後半の退寮から4月の二年生の始まりまでずっと休みなので今はこの休みをモチベーションにして勉強しています(笑)。
 寮生活や医学の勉強を通して充実した生活を送ることができ、本当に昭和大学に入学して良かったと感じています。まだ入学して1年経っていませんが、エースからの進学者も多いため相談などもしやすくとてもオススメできる大学です!
 是非エース生には昭和大学に来て欲しいです! 12月に入り受験が近づき焦る時期だとは思いますが最後まで医学部に入りたいという気持ちを忘れずに頑張ってください。エースの皆さんが志望校に合格することを願っています!

 

1期生 北里大学医学部 研修医 佐藤俊郎

※2023年情報更新

 

皆さんこんにちは、エースメディカル1期生・北里大学医学部6年(2019年10月現在)の佐藤俊郎です。 これより医学部の学生生活、特に6年生の生活についてお話をしていきます。 6年生には「医師国家試験」という最大の関門が待ち構えており、今までの集大成と言える学年です。 まず前期には大きなイベントが4つあり、これらについて順を追って説明していきます。 1つ目は病院実習です。今回は5年生で実習した科の中から更に深く学びたいと思った科を3つ選択し、各3週間ずつ回ります。この期間には海外留学をする学生や学外の病院にて実習する学生もおり過ごし方は人それぞれです。 2つ目は実習後の7月中旬に行うOSCEと呼ばれる全国統一の臨床技能試験です。医療面接能力や聴診・触診といった診察能力など実際の臨床現場で求められる能力の習熟度が問われます。 次に「マッチング」という就活試験があります。医学部を卒業し、医師国家試験に合格すると全員が研修医として2年間病院にて研修を行います。研修先の病院は学生個人で選択するため、多くの学生が5~6年の間に興味のある病院に脚を運び病院見学を行います。そして6年の夏に試験を行い、自分の研修先を決定します。私のいる大学は神奈川県ですが地方出身の学生も多くいて、自分の地元に戻る人も多く見受けられます。このマッチングでは大体1/3程度の学生が自大学の大学病院、その他の学生は他大学病院や市中病院にて研修を行います。 無事に実習・OSCE・マッチングを乗り越えると、国試前の大きな関門が待ち構えています。卒業試験です。卒業試験の時期は各大学により異なりますが、私の大学の場合には8月と11月の2回に分けて行われます。この試験が大きな関門たる由縁はその難しさです。一年生の時から今まで授業をして下さった先生方が腕によりをかけた問題が多く出題される為、学生は8月以降必死に勉強します。そして、卒業試験に合格すると2月に控える医師国家試験の受験資格が与えられるのです。 後期になるとこの記事を読まれている皆さんと同じように我々も第2回卒業試験と医師国家試験に向けて受験生としての日々を過ごしています。毎日、国家試験を視野に入れた講義があり月に1回のペースで模試があるので大学受験の時とあまり変わらない生活です。この記事を書いている今現在は国家試験の約100日前です。悔いの残らないよう、全力で勉学に励みます。 ここから入試本番までは本当にあっという間です。一日一日を大切に、そして体調に気をつけながら日々の勉強に取り組んでください。 お互いに合格を目指して頑張りましょう!

 

 

その後2022年、 研修医を終えた今。 皆さんこんにちは。エースメディカル1期卒業生の佐藤俊郎です。 現在医師3年目(2022年12月現在)で総合診療医になるべく日々研修しています。 峰岸先生の下で受験勉強をしていたのはいまから約10年前になりますが、今でもまだ昨日のように当時のことを思い出します。 医師という職業に憧れて勉学に勤しんだあの当時の自分があったからこそ現在の自分が在ると思っています。 これを読んで下さっている皆さんの最優先事項はもちろん合格でありそのためには当然学力が必須になります。 しかし、その他に受験突破において非常に大切なポイントとして私が考えていることがあります。 それはいかに臨場感を持って医学部生として過ごしている自分や医師として働いている自分の姿をイメージすることができるかということです。 このイメージが強ければ強いほど受験突破への「覚悟」へと変わり、皆さん合格へと大きく近づける強大な力になります。 今回ここではよく大学案内などで散見する典型的な医師としての過ごし方ではなく、皆さんに2年間の研修医生活を経た私の心境の変化とこれからの進路について、学部説明会では教えてくれない現状を共有します。 私が研修医になったのは2020年、COVID-19が大流行した年でした。研修医になったばかりの私はたくさん患者さんを診察し一日でも早く一人前の医師のなろうと意気込んでいました。 しかし、その希望はCOVID-19により早々に打ち砕かれました。感染経路も分からないまま大流行し、自分の手に負えない重症の方々が増えていく毎日、自分の無力さに自宅で一人泣いた日もありました。 今はだいぶ緩和されましたが当時の医療従事者は外出禁止で家族とも友人とも会えない日々で知らぬ間に私たちの医療従事者の心は蝕まれていました。今思い返すと家族や気の置ける友人の存在を大切さをこの時ほど再認識したときはありません。 さらに、研修医は1、2か月で部署が変わるため、部署ごとのローカルルールを覚えるのに必死でやっと慣れてきたころに新しいところに移るというのが常でした。今までの研修医生活の常識が覆り、理想と現実の差が大きい無常な世の中に精神的に休養を要する同期も数人いて他人事ではないなと強く感じたのを覚えています。 その時、自分の心を守るために私が考えたのは休日は敢えて仕事から離れてみるという選択肢でした。受験勉強の時や医学部受験の際は受験に合格する、国家試験に合格する、といった明確なゴールが設定されていますが社会に出るとだれも正解を与えてくれませんでした。 考えて行動し何が正解かを決めなければならないのです。当たり前だと思うかもしれませんが、6年間の医学部生活で気が付かないうちに人は環境に順応してしまいそこから脱却するのには非常に大きな力を要しました。仕事のことばかりを考えているとどうしても思考の柔軟性はなくなり、仕事上で起こった嫌なことばかりを思い出してしまいがちです。 休んでいるときも四六時中勉強をしなくてはならないという切迫感もありますが、研修医は2年間もありますしマラソンのように自分でペース配分をしなくてはなりません。そのため、敢えて頭をクールダウンするという意味で趣味や別の方向にも力を注ぎました。確かに息抜きとして今までの友人たちと会えなくなったのは悲しいことでしたが、むしろこのCOVID-19の期間は自分の内面を深く掘り下げることに最適な期間であったと思います。 この期間を経て、私は人前でプレゼンテーションをしたり表現をすることに長けており、人間関係構築能力が高い性格を持ち合わせていると自己分析しました。 そして医師としてこの自分の個性を最も生かせるのは人々の生活に深くまで入り込む総合診療医であると考えました。医師になると人々の人生最後の瞬間に立ち会うことが非常に多くあり、人々の人生の満足度は最期の瞬間に集約されていると個人的に考えています。 私は一人でも多くの人に幸せを感じて欲しいと考え、そのような場に携わることを決意しました。 今の私は研修医の当初に思い描いていた将来の自分像は全く違う道を歩んでいると思います。でもそれでいいんです。この世は選択肢であふれていますしこれは私が自分で選んだ道です。自分の選択を正解にできるように今後も努力していきたいと思います。 今後の進路として、私は地域枠で入学したためある一定期間は医師の少ない地域の診療所で医療を支えるミッションがあります。その際には地方自治体と協力をして地域住民がよりよく生きれるような環境づくりに邁進していきたいと思っていますし、現在すでにいくつかの計画が進んでいます。 そして、少しでも周りの人々を幸せにしていきながら自身の臨床能力及び人間としての幅を拡げていきたいと考えています。 皆様には今回、ベールに包まれた研修医生活の内情を少し共有させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。数ある意見の一つとして考えていただければ幸いですし、まず合格した時の自分の強いイメージを持ってみてください。 拙文ですがここまで読んで下さりありがとうございました。皆さんといつか一緒に病院で勤務できることを楽しみにしております。

 

8期生 川崎医科大学2年(2022年12月現在) 中聡子さん

※2022年12月情報更新

 

皆さんこんにちは!エースメディカル8期生で川崎医科大学2年(2022年12月現在)の中聡子です! エースから川崎医科大学に進学した卒業生は少ないと思いますので、川崎医科大学1年生2年生の生活についてお話ししたいと思います。 他の医学部と違う大きな点は、川崎医科大学の1年生では二学期に解剖実習を行います。 解剖実習では、もちろん勉強はとても大変(今のとこ1番大変でした)ですが、それ以上に体力的にかなり大変だと思いました。1年生は寮なのですが、解剖実習が終わって部屋に帰った瞬間に地面で11時くらいまで寝て、そこからお風呂に入ってまた寝るという感じでした。今思えば本当に大変でしたが、当時はそれ以上にすごく充実した3ヶ月だと感じていたので、不安になる必要はありません!! そして、1年生の時に、「消化器・呼吸器」「脳神経」「皮膚・運動器」「泌尿器・生殖器」など他にもありますが、各単元を一周します。これを解剖実習と同時並行で行います。 また、体育の授業もあるので、ストレス発散が出来て良かったです!! 2年生では、科目としては「薬物治療」「放射線」「免疫」「ウイルス」「寄生虫」などをします。二学期は、丸々「医学研究への扉」といって、5週間にわたり研究室へ配属されます。自分の学びたい科の研究室へ入ることが出来るので、楽しかったですし、とてもいい経験になりました。 このように、大学2年間のカリキュラムについて、話してきましたが、生活について話したいと思います。 1年生は寮で、10時門限であるため、寮の中で友人たちと遊んで過ごすことが多いように感じました。慣れない寮での生活は大変でしたが、友人との距離が近いため、助け合って仲良くなれることが利点だと思います。 寮は、高校生の寮とほぼ変わらない感じなので、「やったーー!大学生になれた!遊べるぞ〜!」と思って入学すると、ショックを受けるかもしれません。 が、しかし!!!2年生からは、完全に自由の身になります!!しっかり遊んでください!!(私も2年の冬休みにエースにご挨拶に来ました。) 大雑把ですが、こんなような2年間を過ごしています。 大学生では、高校生の時とは全然違う楽しさがあります!大変だとは思いますが、今が踏ん張り時です。本気で勉強して、大学に入ってから本気で遊びましょう!! エースの皆さんが合格出来るよう、願っております。 ファイトです!!!!

 

2期生 浜松医科大学卒 K.Sさん

※2022年12月情報更新

 

皆さんこんにちは。浜松医科大学卒でエースメディカル2期卒業生のK.Sです。 初期研修医1年目(2022年12月現在)として毎日働ています。 以下、初期研修の様子。国家試験のこと、地方国公立大の様子などをお伝えしますね。

 

初期研修医 1年目 一日の過ごし方~救急ローテ編~ 救急ローテについて  3か月間を研修医3人で回ります。急がなくても命に問題のない患者さんであれば、研修医がメインでバイタルチェック、問診、オーダー、採血、点滴ルート確保、エコーなど低侵襲な検査を行います。 鑑別を挙げ上級医の先生にプレゼントをし、今後の方針をご相談します。急ぐ患者さんであれば初めから上級医の先生と一緒に診察を進めていきます。 6:30 起床 7:00 家を出る 7:10 病院着 着替えや勉強 スライド作りなど 8:10 救急外来へ移動 救急外来にとにかく籠り、救急車で来院された患者さんの診察をしていきます。 17:30 当直帯へ引継ぎ。最後まで診る患者さんがいる場合が多く、18時~19時の間にひと段落することが多いです。 18:30 その日あった症例で疑問やアドバイスなど、上級医の先生に振り返りをしていただく。30分~1時間ほど。 19:30 研修医室で一息。お菓子を食べます(笑) 19:45 日中に書ききれなかったカルテを書きます。自分で復習をしたり、わからない箇所を教科書で調べたりしながら書いていきます。自分の中ではこの時間が1日の自己研鑽タイムです。 21:00 帰宅 ご飯を食べたりちょっとだらだらしたりお風呂入ったりするとあっという間に寝る時間になります。 24:00 就寝 救急科は1番大変なタームと言われています。実際入職してすぐの何も分からない状態であることも相まって、大変だったりつらいこともありました。 ただ、土日休みが保証されているので(当直・日直が入ってきてしまう場合もあり)、週末に休んだりリフレッシュに遊んだりするのが楽しみでした。 また、同じ期間にローテーションを乗り越えた同期が、戦友のような存在で仲良くなりました。 仕事終わりにご飯に行って励ましあい愚痴りあい(笑)、病院の創立記念日(公休)一緒にディズニーに行ったり楽しみました。

 

一日の過ごし方~外科ローテ編~ 外科ローテについて  病棟業務・カンファでのプレゼン・オペでの助手(主に第3助手)をします。簡単なオペであれば、執刀をさせていただけます。 6:00 起床 6:30 家を出る 6:40 病院着 朝のプレゼンの準備 8:00 カンファレンス 8:40 回診 9:00 包帯交換・処置 病棟業務(処方出したり検査をしたり)をしたり、オペに入ったり。オペでは第3助手がほとんどで、均衡を引く・糸を切るカメラを持つなどが主な仕事ですが、閉創での縫合や簡単な手術で執刀などさせてもらえます。 18:00 帰宅 もしくはカンファレンス。議論が盛り上がり遅くなる場合は22時とかも、、 19:00 帰宅 ご飯を食べたりちょっとだらだらしたりお風呂入ったり。余裕ができたら勉強もしたい。 23:00 就寝

 

  国家試験について 試験40日前からの過ごし方 国試は毎年2/8.9あたりにあります。私は会場が遠く、朝6時にホテルを出発しないといけなかったので、当日朝5時に起きるために、年明けから朝方の生活に変えました。 国試はメンタル勝負なので、本番頭が真っ白になったとしても問題にこたえられるように意識して勉強してました。また、本番前に不安にならないよう、「自分はやってきた!!」と思えるよう、後悔のないように過ごしました。 5:00 起床 身支度・朝ごはん・昼ごはん・おやつの準備 5:40 出発 5:55 大学の図書館で勉強開始 8:30 ちょっと飽きてしまうこの時間に、気分転換目的に図書館ラウンジという食事可能な空間に移動し、朝ごはんを食べながら暗記物を眺めていました。 8:45 図書館での勉強再開 12:00 お昼ご飯を友人と食べながら、その日にテーマを決めてお互い予習し、1時間と時間を決めて暗記物の問題を出し合っていました。今思うと、この勉強が一番記憶に定着しました。 13:30 図書館での勉強再開 眠くて勉強効率が落ちたと思ったら、20分までと決めて、お昼寝をしました。 15:30 おやつを食べながら暗記物 17:30 一度帰宅。食事、片付け、少し休憩。図書館を出てから図書館に戻るまで、Max2時間と決めていました。 19:30 図書館で勉強再開 21:30 帰宅 お風呂 22:30-23:00 就寝 削るのは睡眠時間でなく、無駄な時間。受験はいかに後悔を残さないように努力できるかだと思うし、それが本番の精神状態に影響すると思います。

 

  地方大学で感じたこと ◎良いこと ・地域にもようと思いますが、地元の方々が温かく、患者さんも優しい人が多かったったように思います。 ・大学生活を伸び伸びすごせる。学生ならでは!の体験をたくさんしました。 ・学生のほとんどが一人暮らしをしているので、仲間がいっぱいいる気分です(笑)友達の家に集まって、ただダラダラするなど思っているよりたのしいもんです。 ・車の運転が不自由なくできるようになった。車を持つと行動範囲が広がり楽しいです。大学3年生の夏休みに車で東北一周しました。

 

◎悪いこと ・車が必要 ・帰省や就活に時間とお金がかかる。特に飛行機移動で天候に左右されると大変そうでした。 ・コミュニティが大学内+αバイト内くらい。どこの医学部にも言えることですが、、、本人のアクティブ具合次第なところは大きいです。 ・高校や地元の友人などがあつまっているのを見ると寂しくなる時があります

 

4期生 香川大学医学部 S・Kくん

※2020年10月情報更新

 

こんにちは エスメディカル4期生・香川大学医学部3年(2020年10月現在)のSKです。 医学部の学生生活、特に3年生の生活についてお話をしていきます。  3年生になり、私の大学では2年生から引き続き医学基礎科目の講義が続いています。 また、講義に関連する実習の機会が多くなり、それに伴うレポート提出が増え、純粋に学習量が多くて忙しかった2年生とは別の忙しさがありました(相変わらずテスト期間は忙しいのですが…)。 しかしそれも前期で終了し、後期からは「統合講義」という、基礎科目と臨床の橋渡しをするような科目の講義が始まります。 今までは、それぞれの講義で「解剖学」「生理学」「免疫学」など個別の学問について学習してきましたが、ここからはそれらを横断的に扱っていきます。 私の大学ではこの横断的な1つの分野を「ユニット」と呼んでいて、「消化器ユニット」「精神神経ユニット」などがあり、それぞれの分野に関する疾患のメカニズムと治療について学んでいきます。 さらに、講義の1コマあたりの時間が90分から60分に変わります。このように、3年生の後期からは様々な変化があり、より臨床に近い内容を学んでいくこともありモチベーションも高まっています。  半分が過ぎたわけですが、あっという間に時間が流れた気がします。しっかりと自分を見失わずに進んでいきたいと思っています。

 

6期生 東京医科歯科大学 M・Hさん

※2019年10月情報更新

 

こんにちは、エースメディカル6期生・東京医科歯科大学1年(2019年10月現在)のM・Hです! これより医学部1年生の学生生活を紹介させていただきます。 私の通う東京医科歯科では、1年生は教養部として教養科目(英語や数学、人文科目や第二外国語など)を学びます。つまり、入学してすぐに医学を学べるわけではありません。学んでいる科目の表題を見ると、中高生のものと大きく変わっていないように見えてしまいますが、その中身は自主的な学習、積極的な参加が求められます。また生物や化学、実験の授業はこれからの学習に関連しているので、特に深く実践的に学んでいます。本格的な医学知識を学ぶわけではありませんが、卒業してから医師として働くために必要な教養を養うことが出来ていると感じます。 もちろん大学によっては、1年生から本格的に医学を学んでいるところもあるそうです。早い段階で医学知識を学ばなければならないので大変そうですが、同時に充実もしているようです。 10月からは、医学導入という授業が始まりました。その一環として、ここ最近の4週間はShadowing実習という実習を行っています。附属病院で担当の医師、看護師、患者、5年生の先輩に付き添って、それぞれの1日の活動を実体験するというものです。実際に医療現場に入ることのできる貴重な機会であり、自分の将来の職場や役割がより強くイメージできたり、患者さんが求めている「良い医師」とはどのようなものなのか、直接お話を聞いて現場で学ぶことができました。この医学導入では、実習だけでなく、先端技術や医療ビジネスについての講義など、さまざまな視点から医学に関わる分野に触れることが出来ました。 また個人的には、大学主体のHealth Science Leadership Programというグローバル人材育成プログラムに参加しています。医療問題に関する講義・討論がすべて英語で行われるので、英語経験の少ない私にとっては挑戦ですが、自分の目標を叶えるための努力を続けたいと思っています。 1年生はこの先の学年に比べて、医学以外でも幅広い分野を学ぶことができたり、比較的自由な時間が多いので部活やアルバイトも楽しんでできる時期です。(1年生だけキャンパスが遠く、朝が早いのが辛いところですが…笑)残り半年も充実した時間を過ごせたらと思っています。 医師を志している皆さんにとって、この記録が少しでも参考になれば幸いです。受験生の皆さん、自分の力を見限ることなく、全力で頑張ってください!

 

5期生 獨協医科大学 M・Tくん

※2019年10月情報更新

 

皆さんこんちには エースメディカル5期生・獨協医科大学2年(2019年10月現在)のMTです。医学部二年生の生活についてお話ししたいと思います。 私が医学部二年生になって感じたことは、一年生の時との勉強の難しさの違いです。 一年生では、高校の延長のような授業がほとんどでしたが、二年生になると、解剖学や、骨学、筋学など医学的な科目がほとんどになり、人体についての学習が始まります。 また、解剖学実習がはじまり、実際に人の体を開いて勉強することになります。人体には多くの構造があり、それぞれに役割や機能があるので覚えることは多いです。しかし、今後様々な病気について学んでいくうえで、人体の正常な構造や機能を知っていることはとても必要なことですので、覚えることが多くてすべて放り出しそうになる時もありますが、何とか頑張っています(笑)。 一番苦労していることは、勉強と部活を両立させることです。高校生みたいですが。。。(笑) 医学部の部活は熱心なところが多いので、時間を取られることが多いです。それらを両立させるためにはメリハリをつけることが必要だと思います。遊ぶときは本気で遊び、勉強するときは集中してやる、これをモットーに頑張っています。高校生みたいですね。。。(笑) 高校生の時との大きな違いは医学部に入ると、高校とは違い、同じ目的を持った仲間が周りにたくさんいるのでとても新鮮で刺激になります。自分の足りないところ学ぶところがたくさん見つかり、大きな成長につながると思います。まだまだこれから先も長いにですが、しっかりと頑張ろうと思います。 皆さんも受験は苦しいことが多いと思いますが、医学部に入ればそれ以上に楽しいことがたくさんあります。がんばって下さい。

 

 

3期生 昭和大学医学部 斎藤美加紗さん

※2019年10月情報更新

 

皆さんこんにちは!エースメディカル3期生・昭和大学医学部4年(2019年10月現在)の斎藤美加紗です。 これより医学部の学生生活、特に4年生の生活についてお話をしていきます。 4年生には「CBT」「OSCE」という準国家試験が待っています。これは1~4年生で学んだ、座学におけるすべての医学知識を試す試験です。1年生から4年生では生化学や基礎医学、臨床医学など、将来医師として病院で働くのに必要な知識を学びます。この試験で70% 以上を取れれば合格となります。CBTは “computer based test” の略で、パソコンで御託の問題をほぼ一日かけて解く試験です。OSCEは医師としての患者に対するマナーや倫理を評価される試験で、何人かの面接官の前で患者さんの診察をします。 この二つの試験を突破することができると、9月からは1週間ごとに病院で各科をローテーションして実習をするいわゆる“ポリクリ”が待っています。私は現在、まだ3週目なんですが、血液内科、内分泌内科、脳神経内科などを医学生という立場で担当医師に付いて一緒に患者さんを診察しました。最近気づいたことですが、「椅子に座って教科書から学ぶ医学」と「病院で患者さんを診察しながら学ぶ医学」は全く異なります。同じ病気でも、教科書では典型的にみられる症状が実際の患者さんには見られなかったりします。もちろんこれ以外にも驚くことはたくさんありました。ナースステーションでは看護師さんは忙しそうにしているが、医師はわりと落ち着いていたり・・・。 現在の私の生活は、朝は病院に向かい、夜は病院から帰宅するといった日々です。4年生の4月から8月まではCBTやOSCEのために毎日勉強を頑張ったので今は病院で体を動かしながら勉強ができ、特に試験はないので、自分の時間が取れてTOEFL、IELTSなどの勉強ができます(留学に必要な英語のテストです)。私は来年、医学生としてアメリカの医学を学びに、ハワイ大学医学部 John A Burns Medical Schoolに行きたいので現在の病院実習の空き時間では、英語の勉強も頑張っています。皆さん、脳が活性化している若いうちにたくさん頭を使いましょう!全力で勉強に励んでください!! もうそろそろ冬ですね、入試が近づいてきています。私は受験生のとき過去問を解き始めた時期です。一日一日無駄のないように効率よく勉強し、体調に気をつけながら勉強頑張ってください!合格に向けてガンバです!!!

 

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