⑥帝京大学医学部
◎基本情報
・所在地:東京都板橋区加賀2-11-1
・交通手段:JR埼京線「十条」駅より徒歩10分
・主な付属病院:帝京大学医学部付属病院(23科・1154床)
帝京大学医学部付属溝口病院(18科・400床)
帝京大学ちば総合医療センター(19科・517床)
◎大学特色
・6年間板橋キャンパス
・授業はすべて録画、反復可能
・チーム医療に力をいれてきた。1年次にヒューマンコミュニケーションの授業
◎入試問題研究
英語 読解問題の内容は大部分が医学的なものか科学的なもので、英米の新聞・雑誌からの出題が多い。大学入試としてはレベルの高い単語も出題されている。設問は、空所補充、語句整序、内容真偽、内容説明などが多い。また、文中の単語のアクセントや主題を問うものもある。2017年度は発音問題もみられた。2018年度以降は英文和訳、指示語の内容説明などの記述式問題が出題されている。そのほかの読解問題に関して従来は空所補充がほとんどであったが、近年は同意表現や語形変化、内容説明、誤り指摘、語句整序なども出題されている。文法・語彙問題では、空所補充、誤り指摘、語句整序などの形式で熟語・句動詞・文法・構文などの幅広い知識・内容が問われている。マーク、標準、解答量は適量
数学 例年、出題範囲は、「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)」。微・積分法は頻出で、他に、場合の数と確率、三角関数、指数・対数関数、数列、ベクトルなど、出題範囲の各分野から満遍なく出題されている。また、いくつかの単元に関わる総合問題の出題も多い。16年度までは選択式であったが17年度以降は全問必須問題となった。記述、易、解答量は適量
化学 例年、出題範囲は「化学基礎・化学」。小問集合形式の総合問題の出題が多く、理論・無機・有機がバランスよく出題されている。また、医学部の問題らしくアミノ酸、タンパク質、脂質などの天然高分子化合物からの出題もよくみられる。記述、標準、解答量は多い
生物 例年、出題範囲は「生物基礎・生物」。医学部らしく体内環境の分野からほぼ毎年出題されているほか、遺伝情報分野や代謝分野からの出題も多い。また、進化・系統や生態分野も出題頻度は高い。2016年度は代謝と免疫からの出題が多く、いずれも医学的な内容を含んでいた。2017年度は遺伝と進化・系統からの出題が多かった。2018年度は進化・系統の出題はなく、代謝と恒常性、遺伝情報が多かった。2019年度は免疫、2020年度は細胞について詳しい知識が必要な出題があった。2018年度から20~30字程度の記述問題が出題。記述、標準、解答量は多い
物理 例年、出題範囲は「物理基礎・物理」。出題範囲の全分野から満遍なく出題されているが、力学と電磁気からは必ず出題されている。また、2019年度までは原子も必ず出題され
ていたが、2020年度はなかった。2018年度以降は力学から2題出題されている。文字式の計算を含め計算問題が多い。記述、標準、解答量は適量