久留米大学医学部 

㉗久留米大学医学部

 

◎基本情報

・所在地:福岡県久留米市旭町67

・交通手段:JR「久留米」駅よりバス7分

・主な付属病院:久留米大学医学部附属病院

        久留米大学医療センター

 

 

◎入試問題研究

 

英語 2019年度は大問数が6と去年と変わらず、誤り指摘も去年と続いて出題された。2020年度は読解問題が4題、文法・語彙問題が1題、英作文・読解問題が1題の計6題が出題された。[1]の文法・語彙問題は、語彙・成句の知識に基づいて正しい表現を完成する空所補充である。読解問題は、[2]が理論展開上不要な文を選ぶもの、[3]が内容に沿う意味合いを考えつつ語句を並び替えるもの、[4]が質問の答えとして適切な選択肢を選ぶもの、[5]が内容に沿った語を空所に補充するものと内容に合致する選択肢を選ぶものであった。[6]は2つの短い文章からなり、一方の和文を設定された語数の英語で、他方の英文を設定された文字数の日本語で要約するものであった。2019年度までは誤り指摘や正文・誤文指摘の問題が、2018年度までは発音に関する問題が、2017年度までは会話文問題が出題されていたが、2020年度はいずれも出題されなかった。マーク、やや難、解答量は多い

 

数学 出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)」。2017年度は小問3問、確率、ベクトル、微・積分法の出題であり、複素数平面が、小問3問中の1問として出題された。2017年、18年とも主に数A(場合の数、確率)、数B(数列・ベクトル)、数Ⅲ(微積分)を中心に出題されているが、19年で2次曲線(双曲線)が小問の中の1題として出題された。解答個数が多く、より広範な内容への対応と、高い計算力が問われている。様々な分野から出題されており、どの項目においても油断はできない。最近の頻出事項を挙げると、「数学Ⅲ」の微・積分法や、場合の数と確率、数列、ベクトル、図形と方程式といったところである。マーク、標準~やや難、解答量は多い

 

化学 出題範囲は、「化学基礎・化学」。理論、無機、有機全ての分野からまんべんなく出題されている。また2019年は身近な素材や題材を用いて、文章を読んで考察する問が出題されている。有機化合物の構造決定や検出反応、結合様式など深い知識が要求され、特に、アミノ酸・タンパク質、糖類、油脂などの天然有機化合物の出題頻度が高いことも特徴である。有機・無機分野でも関連した計算問題が出題されるなど、幅広い分野の出題が見られるが、特に、電離平衡、気体、溶液、反応速度などの計算問題が実験と併用して出題されることが多い。マーク、やや難、解答量は多い

 

生物 出題範囲は、「生物基礎・生物」。広範囲にわたって出題されており、まだ出題されていない分野を含め「生物基礎・生物」の範囲全般にわたって幅広い学習が必要である。また、計算問題や考察問題も出題されている。遺伝情報、代謝、体内環境からの出題が多い。また、動物の反応、生態、進化・系統、生殖・発生の出題も多く、ハーディ・ワインベルグの法則に関する問題が複数回出題されるなどの特色がみられたが、2019・2020年度は標準的な問題のみの出題となり、内容も易化している。マーク、標準、解答量はやや多い

 

物理 出題範囲は、「物理基礎・物理(“原子”の章・編を除く)」。2017年、18年、19年ともに力学、電磁気、波動、熱力学から各一題出題された。例年、力学と電磁気の分野からそれぞれ1題ずつ出題され、もう1題は波動か熱力学の分野からの出題で、やや熱力学が多い。なお、2021年度の出題範囲は「物理基礎・物理」の全範囲となる予定。出題範囲全般にわたる基礎から応用までの学習が必要である。マーク、標準~難、解答量は多い

 

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