大阪医科大学

㉒大阪医科大学

 

◎基本情報

・所在地:大阪府高槻市大学町2-7

・交通手段:阪急京都線高槻市駅前

      JR京都線高槻駅より徒歩8分

・主な付属病院:大阪医科大学医学部附属病院(29科・915床)

 

 

◎入試問題研究

 

英語 読解問題の大問2題では主に論説・評論文が使われる。話題は多岐にわたるが、「人間論」や「心理」を扱う英文がよく出題されている。必ずしも「医学系」の文章は使われるとは限らないというのが最近の傾向であるが、2020・2019年度は医学に関係する箇所が見られた。和文英訳ではほとんどがもとは英文だったものを和訳したものが使われる。もとが日本語でないだけに、構文を考える上で取り組みやすい問題になっているといえるだろう。記述、やや難、解答量は多い

 

数学 例年、出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A(場合の数と確率・整数の性質・図形の性質)・B(数列・ベクトル)」。微・積分法および確率は必出分野である。また、図形の性質、数列、ベクトルも頻出であり、総合的な学力を確認できるような融合問題が出題されている。証明問題は毎年出題されており、年度によっては図示問題も出題されている。2年連続で初等幾何が出題された。記述、やや難、解答量は多い

 

化学 例年、出題範囲は「化学基礎・化学」。理論分野と有機分野が中心であるが、無機分野の大問や、理論分野の中に無機分野を含むものも出題されている。無機分野の大問も過去には出題されたこともある。各分野とも、実験操作、考察に関する問題が多いのが特徴である。理論分野では、反応速度や化学平衡の理論が計算問題とともに出題されたり、中和滴定、酸化還元滴定や分子量の測定を実験と融合させたり、また、アミノ酸の等電点・電離定数、アルコール発酵と酸化還元滴定のように有機と理論を融合させたりと、よく練られた問題が多い。有機分野からは構造決定や食品の化学、生命体を構成する物質に関する問題が頻出である。代表的な有機化合物の合成や反応のほかに幅広い知識と思考力を試すバラエティーに富んだ問題が出題されている。無機分野からは、気体の製法と性質、陽イオン分析と錯イオン、電解精錬などが出題されている。2020年度はこの分野からの出題はなかったが、以前は実験と融合した問題も出題されており、注意が必要である。記述、標準、解答量は多い

 

生物 例年、出題範囲は「生物基礎・生物」。年度によって問題数に違いがあるものの、遺伝情報や体内環境ないし動物の反応の分野からはよく出題されており、特にヒトの体に関する分野は頻出。記述、標準、解答量は適量

 

物理 例年、出題範囲は「物理基礎・物理」。力学、電磁気、波動を中心に出題されている。例年、実際的な消費電力の問題が出題されている。2016年度は原子からも出題され、2017・2018年度は大問1題が原子分野であった。なお、例年大問1題は小問集合形式で、幅広い内容が扱われている。記述、標準、解答量は多い

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