金沢医科大学

⑱金沢医科大学

 

◎基本情報

・所在地:石川県河北郡内灘町大学1-1

・交通手段:北陸鉄道浅野川線「内灘」駅よりバス10分

・主な付属病院:金沢医科大学病院(35科・835床)

 

◎大学特色

・建学の理念は「良医を育てる」

・スモールグループ学習で成果を上げている

 

 

◎入試問題研究

 

英語 読解問題は例年3,4題出題されている。英文の内容はさまざまで、医学部らしい論文のほか、社会問題、コンピュータ、災害、表の読み取りなど多岐にわたる。設問は空所補充から同意語句、内容説明、内容真偽など、英語力と内容把握の力を確かめられている。発音・アクセントなども出題され、まんべんなく力を確かめようとしている。また、MAIN VERB(述語動詞)がどれであるかを問う問題は、特徴的で独特のものであるが、文法力や構文を見抜く力がよくわかる良問である。

マーク、標準、解答量は多い

 

数学 2018年度より、出題範囲は前期が「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)」、後期が「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)」となっている。幅広い項目から出題されている。頻出項目は、微分法、積分法、数列、ベクトル、図形と方程式、確率などである。

マーク、易、解答量は適量

 

化学 例年、出題範囲は「化学基礎・化学」。小問集合形式で、理論、無機、有機の幅広い項目から出題されている。全体的には理論が多く、次いで有機、無機という割合になることが多い。理論分野では、全範囲にわたって十分な学習をしておく必要がある。計算問題もよく出題されており、総合力・応用力が必要。年度によっては、化学平衡などから出題されることもある。無機分野では、気体の発生や性質・反応、さまざまな金属元素の性質・反応が出題されており、各物質についての理論的な理解と考察力が要求されている。2017年度はNH₃の総合問題、金属の性質と反応が出題され、2020年度は酸化数の設問の中で間接的に問われている。有機分野では、異性体、糖類、アミノ酸・タンパク質がよく出題されている。総合力を要する元素分析や構造推定問題も出題されることがある。また、年度によっては、実験分野からの出題もある。過去には実験報告書の書き方や試薬の取り扱いが出題された。2019年度は有効数字の取り扱い、探究活動、実験も問われた。マーク、標準、解答量は多い

 

生物 例年、出題範囲は「生物基礎・生物」。小問集合であらゆる項目から出題されている。例年、計算問題も出題されていて、2017年度は、分子系統樹の計算と光合成の計算が出題されている。岡崎フラグメントなど比較的新しい分野からの出題も増えており、2018年度は分子式からホルモン名やアミノ酸名を特定する問題も出題された。2019年度は、ハーディ・ワインベルグの法則を使った計算が出題されている。2020年度は、アルコール発酵の計算やアミノ酸の置換率の計算などが出された。マーク、標準、解答量は適量

 

物理 例年、出題範囲は「物理基礎・物理」。力学の出題頻度が非常に高い。2020年度は力学、波動からの出題であった。2019年度は、力学、熱力学、原子から各1題出題されたが、原子は放射能の種類や放射性同位体に関する現代物理からの出題だった。総合問題では、2018年度に続いてクウォークに関する小問が出題された。2017年度は、総合(原子核、波動方程式、ドップラー効果)1題、力学1題、波動1題、原子1題が出題された。波動や原子、電磁気もよく出題されており、どの分野からも出題される可能性があると言える。マーク、易、解答量は適量

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