東京慈恵会医科大学

⑨東京慈恵会医科大学

 

◎基本情報

・所在地: 東京都港区西新橋3-25-8

・交通手段:JR山手線「新橋」駅より徒歩12分

・主な付属病院:東京慈恵会医科大学付属病院(36科・1075床)

        葛飾医療センター(21科・356床)

        付属第三病院(29科・610床)

・教員数391名、学生数634名、教員一人あたりの学生数1.6名

 

◎大学特色

・知識・技能・医の心    

・リサーチマインドが大切 

・知識+行動力

・医師一人を育てるのに1億円かかる、もちろん税金が使われる、ということをわかっている者が受験してほしい

・1年は国領キャンパス(調布・狛江) 

・2年~西新橋キャンパス

・6年生の4~6月に30名以上が1か月の海外研修に行く

 

 

◎入試問題研究

 

英語 文法・語彙問題は、大問としては2018年度以降出題されていないが、読解問題の中で文法や語彙を問う設問が出題されている。読解問題は2018年度以降、3題出題されている。テーマは科学・医学に関するものが多いが、社会科学系の内容も目立つ。英文レベルはそれほど高くないが、センテンスの長いものが多い。設問は同意表現、内容説明、欠文挿入箇所、空所補充、内容真偽、英文和訳が中心であるが、2020年度は空所補充、同意表現、内容説明、英作文だけだった。全体としては本文の内容や文脈の理解を問うことに重点が置かれており、2019年度は文章に続くパラグラフの冒頭文を選ぶという問題も出題された。英作文問題は、2020年度は読解問題に組み込まれた形で出題された。1問は英文英答の形、もう1問は空所に入ると考えられる英文を、書き出しに続けて指定語句2つを使って書く形で、いずれにしても本文の内容をしっかりと理解しておかなければ書くことができない、難易度の高いものとなっている。記述、やや難

 

数学 例年、出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)」。出題傾向をみると、微・積分法は毎年出題されており、比重も大きい。このほか、確率、極限、整数、数列、ベクトルなどが頻出項目である。証明問題は論理性や丁寧さが要求される。記述、やや難

 

化学 例年、出題範囲は「化学基礎・化学」。分野別では理論と有機の出題が多い。理論分野では、広範囲から出題されており、原子・分子、気体の理論、希薄溶液、中和反応、酸化還元、電気分解、化学平衡などの基礎知識だけでなく、応用力や思考力、さらに計算力も問われている。有機分野では、有機化合物に関する知識を試すだけでなく、推理力や思考力も要求されている。無機分野の出題は多くないが、無機・理論で1題の大問として、1つのテーマをもとに、無機の知識を多角的に問う形式で出題されることが多い。記述、やや難、解答量は多い

 

生物 例年、出題範囲は「生物基礎・生物」。分野別では、体内環境、進化・系統、遺伝情報からの出題が多い。また細胞、代謝、動物の反応、生態からの出題も多い。進化・系統と生態は受験生がおろそかにしがちな分野であるので注意を要する。記述やや難、解答量は多い

 

物理 例年、出題範囲は「物理基礎・物理」。力学と電磁気を中心に、全分野から出題されており、近年は原子からの出題が目立つ。力学では等加速度運動や運動量ならびに力学的エネルギー保存則に関するものが目立っている。近年は、運動する物体の質量が変化する場合や、物体にはたらく力が変化する場合といった複雑な問題が目立つ。電磁気では、静電場に関する出題と磁気に関する出題がバランスよく出されている。熱力学は、気体の状態変化そのものだけでなく、浮力や弾性力を絡めたものも出題されている。波動もよく出題されており、内容は波動全般にわたっている。また、2016年度は波動と電磁気の融合問題、2017年度は原子と電磁気、原子と熱力学の融合問題、2018年度は波動と原子の融合問題が出題されている。

 近年は、医学で用いられている医療器具やヒトの器官の作用などを物理的原理によって説明する問題の出題も目立つ。例えば、2018年度にはドップラー効果を利用した超音波血流計、2019年には電子と陽電子の対消滅を利用したPET検査、2020年度の循環器系のモデルとしての等価回路、左心室の拍動による血液循環などである。 記述難、解答量は多い

 

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